2006-01-01から1年間の記事一覧

アーノンクール、この秋来ーる

ウィーン国立歌劇場といえば、この秋ニコラウス・アーノンクールがウィーン・フィルと共に来日するのだった。http://info.pia.co.jp/et/promo/classic/nikolaus_wienphil.jsp http://seeds.whitesnow.jp/blog/2005/11/2006.htmlハイドン:交響曲第101番「時計…

クリスティアン・ティーレマンの「トリスタンとイゾルデ」

前回の日記に書いた、カルロス・クライバーのウィーン国立歌劇場での演奏のライブ録音(1973年)からちょうど30年後の2003年に、同じウィーン国立歌劇場でライブ録音されたのがティーレマンのこのCD。これは昔から自分内で面白いことだと感じていたのだが、最…

追記

ノイシュさんが、リゲンツアが固辞したと教えてくださった。ノイシュさんに感謝。ノイシュさんも仰るように、ルネ・コロの歌唱とのマッチング、演奏スタイルなどを考慮すればマーガッレト・プライスがベストだったのかもしれない。ノイシュさんのワーグナー…

クライバーの「トリスタンとイゾルデ」

カルロス・クライバーは、その生涯において、ワーグナーの作品「トリスタンとイゾルデ」を1969年(39歳)のときから1982年(52歳)まで振り続け、それ以降は指揮していない。「トリスタンとイゾルデ」以外の作品は、管弦楽曲作品としても指揮していない。なぜ、…

犬の疥癬

今日の午前中の診療で、ほぼたて続けに3人の患者さんから、ペットのワンちゃんが「犬疥癬」に罹ってしまったが、私は大丈夫でしょうか?という御相談を受けた。疥癬という皮膚病はダニの一種である「ヒゼンダニ」と呼ばれるダニがヒトの皮膚に住み着いてし…

カール・ベーム

このカール・ベーム指揮のドイツグラモフォン盤こそが我が「トリスタンとイゾルデ」鑑賞遍歴の原点の録音である。この演奏を聴いて心を奪われて、さまざまな「トリスタンとイゾルデ」の録音を聴くようになった、その出発点となった録音である。ビルギット・…

カラヤン

1951年、カラヤンはバイロイトデビューした。このとき、カラヤンは「マイスタージンガー」と「指環」の2演目の指揮を行った。翌52年には「トリスタンとイゾルデ」を指揮し、51年の「マイスタージンガー」は正規録音も行われた。カラヤンのバイロイトでの演…

ボダンツキー

ゲルダ・ブッデンブロークがピエール氏にヴァイオリンとピアノのために編曲してほしいと頼んだワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を今日、土曜の午後、聴いている。1907年にウィーン国立歌劇場の音楽監督を辞任したマーラーは翌1908年にニューヨーク…

失われた時を求めて

鈴木教授の文庫版は「ゲルマントの方」まで刊行された。失われた時を求めて〈5〉第三篇 ゲルマントの方〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)作者: マルセル・プルースト,鈴木道彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08/01メディア: 文庫 クリック: 10回こ…

読書の秋

初秋を迎えた。読書の秋であるが、ぼくはトーマス・マンの「ブッデンブローク家の人びと」を8月中旬には読み終えてしまった。緑陰読書ということになる。「失われた時を求めて」、「ユリシーズ」に比べて「ブッデンブローク家の人びと」の大きな違いは何か、…

愛育病院

紀子さまが無事ご出産された愛育病院はぼくが6年間通った思い出の場所である。といっても別に愛育病院に勤務していた訳ではない。中学・高校の6年間、毎朝ぼくは愛育病院前というバス停で下車し、通学していたというだけである。愛育病院は新築成って、綺麗…

祝・紀子さま男子ご出産

母子ともにお健やか、皇室41年ぶり皇位継承第三位心からお祝いしたい。

トーマス・マンとブラームス

早稲田大学第1文学部・独文科卒のクラッシック音楽評論家・吉井亜彦さんはその著書「名盤鑑定百科 交響曲篇」のなかで、ブラームスの交響曲第三番をトーマス・マンの小説「トニオ・クレーゲル」に擬えてこう言っておられる。名盤鑑定百科 交響曲篇 (新装増…

ブッデンブローク家の人びと(22)

ブッデンブローク家の人びと〈中〉 (岩波文庫)ゲルダ・ブッデンブロークが初めてピアノの譜面台の上に「トリスタンとイゾルデ」のピアノのための抜粋曲を開いて、弾いてくれと頼んだとき、ピエール氏は、二十五の拍節を弾くと、椅子から跳び立ち、顔を深い嫌…

ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」

ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の新作 dvd はこちら。 http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=1261151 新作 cd はこちら。 http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=1333452

映画の内容

映画「トリスタンとイゾルデ」は、ワーグナーのオペラ「トリスタンとイゾルデ」を直接題材にしたわけではなくて、ワーグナーとおなじように「アーサー王と円卓の騎士の物語」を題材にした、本格的な恋愛映画のようだ。トリスタン・イズー物語 (岩波文庫)作者…

映画「トリスタンとイゾルデ」

昨年、我がネットの畏友、ぱきゅんさんhttp://ameblo.jp/pakyunnoheya-22/に教えていただいた http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050714、映画「トリスタンとイゾルデ」がこの秋、日比谷みゆき座他でロードショー公開される。 http://movies.foxjapan.com/tri…

ブッデンブローク家の人びと(21)

ブッデンブローク家の人びと〈中〉 (岩波文庫)「わたし、だれよりもペルマネーダーさんという方と、話が合いましたの、……こんな変な名前の人がいると、お思いになりまして?……ホップの商人で、壮年ですが、まだ独り者で、冗談好きな感じの好い人です。食卓で…

ナイチンゲール

はてなアンテナでリンクの方々の更新をチェックしようと思って、はてなHatenahttp://www.hatena.ne.jp/に行ったら、“注目のキーワード”という項目が目に留まった。なんで今さら“ナイチンゲール”なのだろう?ぼくの場合、“ナイチンゲール”といえば、ジャズ・…

ミュンヘン、サッポロ、ミルウォーキー

高校野球を見終わって飲んだビールはサッポロビールではなくて、スーパードライだったのだが、なぜがスーパードライを飲んでいてビールの名産地といえば、子供心にミュンヘン、サッポロ、ミルウォーキー http://chiebukuro.yahoo.co.jp/service/question_det…

地元対決

甲子園の高校野球決勝戦、駒大苫小牧対早実は稀にみる熱戦を展開、結局15回引き分けで明日の午後一時から再試合となった。こういう熱戦を繰り広げられると、むか〜し昔の高校生の頃に、気分だけは戻ってしまって、大感激だなァ。

どちらを応援すべきか…

早実が鹿児島工に快勝して、明日の甲子園は駒大苫小牧対早実の決勝戦となった。さて、地元・東京代表の早実を応援すべきか、それとも地元・駒大の付属高校を応援すべきか…、迷うな…。

浪速の恋の寅次郎

「『据え膳喰わぬは男の恥』じゃなくて『据え膳喰うは男の恥』だ」という言葉があるが、据え膳喰った自慢話をする男なんぞは、男の風上にも置けないということがじわ〜んと伝わってくる名作で、フーテンの寅シリーズ中、マイ・ベスト1の作品。明日夜、BS2で…

ブッデンブローク家の人びと(20)

ブッデンブローク家の人びと〈中〉 (岩波文庫)「…。まえには、人生の流れのなかに、二、三年立っていたこともあるけれども、七十歳になり、八十歳になって、いつも同じ場所にかけたまんまでいて、レーア・ゲルハルトが朗読するのを聞いているだろうって。そ…

さまよえるオランダ人

オランダの首都、アムステルダムを訪れたトーマス・ブッデンブロークは妹トーニの寄宿学校の同級生、ゲルダ・アーヌルドセンと出会い結婚を決意する。妹トーニがグリュ−ンリッヒ氏と結婚したときの持参金は8億円だったが、ゲルダの持参金は30億円だった。…

ブッデンブローク家の人びと(19)

ブッデンブローク家の人びと〈中〉 (岩波文庫)アムステルダム「ヘト・ハーシュ」ホテル母上さま! 今でもよく覚えていますが、ゲルダがミューレンブリンクの原ぎわのミス・ワイヒブロートの寄宿学校で学んでいた若い娘のころから、ぼくはゲルダから深い印象…

51年前

1955年8月12日、トーマス・マン逝去、80歳。 http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050813

バレンボイムのワーグナー

ノイシュさんのブログhttp://yaplog.jp/bayreuth/で、現在、バイロイト音楽祭開催中であり、また今年が開場130周年ということもあって、ダニエル・バレンボイムのワーグナーを取り上げておられる。 ノイシュさんは“はてなダイアリー”ではない別のブログで出…

ブッデンブローク家の人びと(18)

ブッデンブローク家の人びと〈中〉 (岩波文庫)トーマスは、オランダ王国のコンズル(名誉領事)の役と称号を、父親の死後すぐに継ぐこともできたが、物の順序として、今度は公然と受け継ぎ、トーニを有頂天にさせた。ライオンと紋章と王冠のある中高のプレー…

オシムジャパン第一戦

台風一過の代々木・国立競技場、前半25分で、はやくも2点。動き良く、かなり期待出来そう!