2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ポーギーとべス

ベルリン・フィルの総帥、サー・サイモン・ラトルがガーシュインのオペラ「ポーギーとべス」を振ったオペラ映画が9月14日に何度目かの“新発売”される。「ポーギーとベス」http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1937415は♪サマータイム♪でジャズファ…

トリスタンとイゾルデ

大植英次さんのバイロイト、ワグナーの「トリスタンとイゾルデ」第二幕の舞台。 第二幕のバンケット・ホールのセットにはみすぼらしい、剥げかけた木の壁が使われている。ステージは、2つの黄色いクッション以外には何もない空っぽの黄色の部屋で満たされて…

刺さった小骨

昨夜眠る前にチラッと「24時間テレビ」を見たら、「進め、電波少年」をやっていた。それでついつい、ザ・デストロイヤー、和田アキ子、せんだみつお、マギー・ミネンコ、などなどが出演していたバラエティー番組があったなー、ということを思い出したのだが…

コンヴィチュニーはいかがでしょう

2006年はモーツアルト生誕250年記念ということで、オペラの新演出で話題独占のペーター・コンヴィチュニー(フランツ・コンヴィチュニーの息子)の演出によるモーツアルトのオペラが上演される。「魔笛」http://www.asahi.com/stuttgart/ と 「皇帝ティトの…

Blame It on My Youth

8月24日の日記にビル・エヴァンスのことを書いて、明日の日曜日の午後5時からエヴァンスを聴こうと思ったのだが、では8月最後の土曜の午後は何を聴いたかといえば、実に久しぶりに、約2年ぶりにキース・ジャレットのライブDVD「Standards Ⅱ」を観たのだった…

ビル・エヴァンスの正しい聴き方

コンプリート・ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード1961アーティスト: ビル・エヴァンス,スコット・ラファロ,ポール・モチアン出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2002/06/21メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (11…

ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」 第十章 ダブリンの人々ボイランとの遭遇を避けるために博物館から図書館へと抜けたブルームは“牡鹿の”マリガンとディーダラスを追い抜いて外へ出る。時間は3時少し前。午後4時まであと1時間。 3時5分前にアーティン…

大植英次さんの「バイロイト」

トリスタンとイゾルデもちろん横たわっている方がトリスタンで、腰掛けている方がイゾルデ。

祝駒大苫小牧優勝

夏の高校野球で駒大苫小牧が二連覇した。駒澤大学の地元としてこんなにうれしいことはない。東急電鉄はこの二連覇を祝して今日から三日間、わが駒沢大学駅に急行を特別に停車することを決めた。これで、今日から三日間だけは駒沢大学駅で急行の通過待ちをし…

映画「仁義なき戦い」第2作「広島死闘篇」

http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050224の日記に書いたように、ぼくはライブドアのニッポン放送株買占め事件のことを深作欣二監督の映画「仁義なき戦い」に擬えたのだったが、今はマスコミが9月の衆院選挙に関してこの「仁義なき戦い」という言葉を使って…

広島死闘篇

仁義なき戦い 広島死闘篇 [DVD]出版社/メーカー: 東映ビデオ発売日: 2001/08/10メディア: DVD購入: 3人 クリック: 121回この商品を含むブログ (84件) を見る

感激の「リンク元」

「長いあいだ、私は夜早く床に就くのだった。」 本日、このような検索をしてくださった方(かた)がいた。http://search.yahoo.co.jp/bin/query?p=%c4%b9%a4%a4%a4%a2%a4%a4%a4%c0%a1%a2%bb%e4%a4%cf%cc%eb%c1%e1%a4%af%be%b2%a4%cb%bd%a2%a4%af%a4%ce%a4%c0…

トーマス・マンの「ブッデンブロークス」が岩波書店の2005年夏の30点・35冊/一括重版で久々に書店の店頭に並ぶようになった。訳者の望月一恵さんの「解説」は初めて読んだときと同じようにぼくの心に響いた。トーマス・マンが「魔の山」のなかで、「個々の人…

id:tougyouさんの日記http://d.hatena.ne.jp/tougyou/20050813を拝読してぼくは愕然とした。ぼくが驚愕したのは以下の2点である。 1)ルキノ・ヴィスコンティ監督はトーマス・マンの「ブッデンブローク家の人々」を愛読していたこと。 2)ルキノ・ヴィスコ…

トーマス・マンの日記

今朝の朝日新聞の「天声人語」にトーマス・マンの1945年8月13日の日記が引用されている。 8月13日……日本はまだ決断しない。 そして「天声人語」の最後はこう結ばれていた。 50年前の8月12日に80歳で他界した。 トーマス・マンの小説では「ブッデンブローク家…

写真展

恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館http://www.syabi.com/で8月6日(土)〜9月25日(日)まで、ブラッサイ展http://www.syabi.com/schedule/details/brassai.htmlが開催されている。ブラッサイといえば、ぼくがプルーストの小説「失われた時を求めて」…

ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」 第九章 図書館にて元横綱・貴乃花と劇作家ウィリアム・シェイクスピアとにはある共通点がある。 シェイクスピアと貴乃花の共通点とは?それは二人とも8歳年上の奥さんと出来ちゃった婚をした点である。貴乃花はフジテレ…

大植英次さんのバイロイトデビュー

リンク先のid:tougyouさんの日記http://d.hatena.ne.jp/tougyou/20050804によればNHK教育テレビ8月21日夜10時放送の「芸術劇場」で、「情報コーナー」に大植さんのバイロイトデビューが取り上げられるらしい。これは見なくてはいけない。

イゾルデ

大植英次さんのバイロイトデビューと前後して、ワーグナーのオペラ「トリスタンとイゾルデ」に浸った日々を過ごしたのだったが、「愛の死」を歌うイゾルデ姫はアイルランドの女王だったことから、アイルランドに惹かれたのがきっかけでジェイムズ・ジョイス…

ばらのきし

カルロス・クライバーの「ばらのきし」と入力して「きし」を「騎士」へと変換しようと思っていたら「岸」と変換されてしまい、id:kate_dimancheさんの永岡議員の記事http://d.hatena.ne.jp/kate_dimanche/20050801を思い浮かべてしまった。 ぼくが小学生の頃…

思いがけない贈り物

ぼくが大植英次さんのバイロイトデビューのCDの御礼にぱきゅんさんに送ったCDは、きっかけはカルロス・クライバーの一周忌の日記http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050713へのぱきゅんさんの書き込みだった。ぱきゅんさんはクライバーの「ばらの騎士」をご覧…