2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ワーグナーの聴き方(2)

ぼく自身の勝手なワーグナーの聴き方、第二回目は「ニュ−ルンベルグのマイスタージンガー」である。ぼくはマイスタージンガーは第三幕、それも五重唱以降しかほとんど聴かない。たまに第三幕全部を通して聴くときもあるが…。 http://www.hmv.co.jp/product/d…

ぼくのワーグナーの聴き方(1)

最近、ワーグナーの聴き方が変わってきた。以前は、ともかく全曲を徹(とお)して鑑賞することを旨としてきたのだが、最近は触(さわ)りの部分に気合を入れ、他は気を抜いたり、カットしたりして鑑賞するようになってしまった。そして心に触(ふれ)るとこ…

16年ぶりの10連勝

ついに、ついに我が原ジャイアンツが阪神タイガースに三連勝した。同率一位である。3月29日の時点http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20080329/p2ではののさんid:nnflowerにコメントをいただき、ああ、今年もダメか、と暗澹たる気持ちになっていたのだが、この快…

今はもう秋…

■或る秋の夜ある秋の夜、40才の男は21才の女性と出逢い、運命の恋をする。 小澤征爾さんが就任したウイーン国立歌劇場の音楽監督であったマーラーは40才の秋に、あるパーティで21才の蠱惑(こわく)的な美女、アルマ・シンドラーと出会い、ひとめ惚れし…

「そうだ、ヴェネツィアに行こう!」

「そうだ、ヴェネツィアに行こう!」と思い立った三人について まずはワーグナーである。 浮気がバレて奥さんに去られ、駆け落ちをしようとした富豪の人妻にも振られたワーグナーは一人寂しくヴェネツィアに行き、オペラ「トリスタンとイゾルデ」を完成した…

1950年代

http://www.city.inazawa.aichi.jp/museum/index.html 荻須高徳画伯は1927-1940,1948-1986と滞仏し、50年以上にわたってパリのアトリエで仕事を続けたのだったが、その作品は、まるで森有正さんの語るパリが森さんのパリであったように、荻須さんの描く巴里…

「異郷の季節」

マルセル・プルーストの小説「失われた時を求めて」の翻訳者、鈴木道彦教授のエッセイ集「異郷の季節」を読んだ。異郷の季節作者: 鈴木道彦出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/03/10メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件) を見る …