「そうだ、ヴェネツィアに行こう!」
「そうだ、ヴェネツィアに行こう!」と思い立った三人について
- まずはワーグナーである。
浮気がバレて奥さんに去られ、駆け落ちをしようとした富豪の人妻にも振られたワーグナーは一人寂しくヴェネツィアに行き、オペラ「トリスタンとイゾルデ」を完成した。
- もう一人は「失われた時を求めて」の語り手である。
語り手は「そうだ、ヴェネツィアに行こう!」と決心した翌朝、同棲相手のアルベルチーヌに去られ、結局アルベルチーヌを落馬事故で失い、母と二人でヴェネツィアを訪れた。
- そしてぼくはヴェネツィアといえばアズナブールの歌う「悲しみのベニス」を即、思い浮かべるのだった。
失われた時を求めて〈11〉第六篇 逃げ去る女 (集英社ヘリテージシリーズ)
- 作者: マルセルプルースト,Marcel Proust,鈴木道彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 文庫
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サンマルコ広場でQuadriと並ぶ二大カフェの一つ、Florian の映像です。