2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

デューク更家さん

先週、2本のテレビ番組でデューク・サライエさんを見た。「金持ちA様、貧乏B様」と「チューボーですよ!」の2番組。 さすがモナコでもデュークと呼ばれている(?)だけあって、そのウォーキングスタイルは素晴らしい! 貴族の爵位制度は非常に難しいが、…

2004/03/31 (水)輝きながら…

瞳を閉じても、木漏れ陽が、手を振る君を照らしてる、今日は三年の長きにわたって、週2〜3日、我が仕事を手伝ってくれたNさんの最後のバイトの日、終わりに渡した花束に涙してくれて記念写真、4月1日からは大手町で颯爽と新社会人生活が始まる、季節はいつ…

RE:RE:これが「噂の真相」だ!?「ブラームスの子守唄」

ある秋の午後、シューマン家を訪れた青年がいた。彼は「太陽のように美しい、繊細な顔立ちの、金髪の美青年」だった(作曲家と女たち 丘山万里子著 徳間書店 刊)。彼はシューマンと妻クララの前でピアノを弾き、絶賛され、そのままシューマン家に住みついて…

ラインの川底に眠る指輪と妻の指に残る指輪

父親の猛反対にもめげず無事ゴールインしたシューマンとクララであったが、二人を待っていたのは苛酷な運命だった、シューマンが精神に異常を来たしたのである。 婚約時代にシューマンは、クララに宛てた手紙に『…僕は夢をみた。僕は深い川のほとりを歩いて…

トロイメライ、18才の青年は9才の少女と出会う

シューマンの曲で最も有名なのはトロイメライ(夢)だが、シューマンはモーツアルトやベートーヴェンとは違って、天才少年ピアニストではなかった、むしろ遅咲きの花というべきかも知れない、彼がピアノと音楽の本格的教育を受けたのは18才の時で、F・ヴィー…

男と女の出逢いのパターンの一つとして、好きになったのはどちらが先だったのか、という問題がある。 映画「月の輝く夜に」http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20031202で、母は娘にこういう、「好かれて結婚しなさい、そのほうが楽だから…」、しかしロレッタ(…

ある秋の夜、40才の男は21才の女性と運命の出会いをする 小澤征爾さんが就任したウイーン国立歌劇場の音楽監督であったマーラーは40才の秋に、あるパーティで21才の蠱惑(こわく)的な美女、アルマ・シンドラーと出会い、ひとめ惚れして恋におちる。 こ…

矢内原伊作さんの著書『ジャコメッティとともに』は「我が青春の書」であるが、彼の『サルトル』中公文庫124を読んだのは昨年の秋のことだった。矢内原さんほそのなかで、実存主義と芸術について、このうように語っている。 『今日の機械文明とマス・コムュ…

『モロッコ革の本』の著者、栃折久美子さんの『森有正先生のこと』(筑摩書房)を読んで、衛星第二の「パリ五次元紀行・森有正」を観て、森有正のバッハのオルガン演奏CDを聴いたりしているうちに、そういえば森有正先生がプルーストについて書いていらし…

「空を飛ぶ鳥のように 自由に生きる 今日の日はさようなら また会う日まで」 と歌ったのは森山直太郎さんのお母さんだったが、ライト兄弟が初めて空を飛んだのは1903年12月17日のことだった。その、夢の乗り物、憧れの飛行機から物を落として、地上に在る人…

たまごっち、あるいは、あの頃君は若かった! たまごっちが流行したのは何時頃だったろう、それ程昔のことではないような気がするが、今や忘れられた存在である。 僕が高校時代に愛聴していたLPにビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビー」http://d.hatena…

マーラーとジャコメッティ

この、いっけん何の関係も無さそうな二人、ま、関係無いのだけれど、自分のなかでは関係あるのだった。 どういう関係かと言えば、宇野功芳 中野雄 福嶋章慕 共著「クラシックCDの名盤」文春新書069、の299頁でバルビローリ盤のCDジャケットとして紹介されて…

ジャコメッティとともに

矢内原伊作著「ジャコメッティとともに」、筑摩書房刊、を再読。裏表紙を見ると、昭和44年6月20日発行とある。この本が、自分が感動して以来、手元にずう〜っと残っている愛蔵本の第一のものだ。 ま、それはそれとして、30年後の今日、再読して想うこ…