2004-06-23から1日間の記事一覧

RE:RE:これが「噂の真相」だ!?「ブラームスの子守唄」

ある秋の午後、シューマン家を訪れた青年がいた。彼は「太陽のように美しい、繊細な顔立ちの、金髪の美青年」だった(作曲家と女たち 丘山万里子著 徳間書店 刊)。彼はシューマンと妻クララの前でピアノを弾き、絶賛され、そのままシューマン家に住みついて…

ラインの川底に眠る指輪と妻の指に残る指輪

父親の猛反対にもめげず無事ゴールインしたシューマンとクララであったが、二人を待っていたのは苛酷な運命だった、シューマンが精神に異常を来たしたのである。 婚約時代にシューマンは、クララに宛てた手紙に『…僕は夢をみた。僕は深い川のほとりを歩いて…

トロイメライ、18才の青年は9才の少女と出会う

シューマンの曲で最も有名なのはトロイメライ(夢)だが、シューマンはモーツアルトやベートーヴェンとは違って、天才少年ピアニストではなかった、むしろ遅咲きの花というべきかも知れない、彼がピアノと音楽の本格的教育を受けたのは18才の時で、F・ヴィー…