「空を飛ぶ鳥のように 自由に生きる
 今日の日はさようなら また会う日まで」
と歌ったのは森山直太郎さんのお母さんだったが、ライト兄弟が初めて空を飛んだのは1903年12月17日のことだった。その、夢の乗り物、憧れの飛行機から物を落として、地上に在る人、物を破壊しようと世界で初めて考え、実行した人物の名は?
それが誰か?僕は知らない。しかし、ライト兄弟が初めて空を飛んでから僅か13年後、パリはドイツの空爆に怯えて灯火管制下におかれ、戦車による侵攻を恐れてほとんどのホテルは営業を停止していた。そんなパリにあって、かなり賑わっていた元気印なホテルが一軒だけ、在った。
その宿は「ジュピアンの宿」という名前だった。
「ジュピアンの宿」は、男性専用のゲイホテルであり、SMホテルだった、狸穴のアルファ・インなんかよりもっと本格的な!