男と女の出逢いのパターンの一つとして、好きになったのはどちらが先だったのか、という問題がある。
映画「月の輝く夜にhttp://d.hatena.ne.jp/mii0625/20031202で、母は娘にこういう、「好かれて結婚しなさい、そのほうが楽だから…」、しかしロレッタ(娘)は惚れた男と結婚する。
母は娘にこういう、「好きになった男と結婚すると、おまえも苦労するよ」と。
惚れた男は惚れた弱みで、女の我侭を許す、女は自分に惚れた男をいいようにひきずりまわす…。惚れた男はいつか、女の心をほんとに自分のものだけにしようとするのだが…。
ネコ型の女http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050112と、犬型の女といってもいい。好きでもない男に惚れられた女はネコ型となり、惚れた男に迫る女は犬型になる。
シャルリュス男爵は惚れた男、ヴァイオリニストのモレルに引きずりまわされるのだった。