クリスティアン・ティーレマンの「トリスタンとイゾルデ」

mii06252006-09-17


前回の日記に書いた、カルロス・クライバーウィーン国立歌劇場での演奏のライブ録音(1973年)からちょうど30年後の2003年に、同じウィーン国立歌劇場でライブ録音されたのがティーレマンのこのCD。

これは昔から自分内で面白いことだと感じていたのだが、最初はあまり気に入らなかったジャケ写が、演奏が気に入ってくるのに連れて、そのジャケ写まで気に入ってくる、素晴らしいジャケットに思えてくるという現象がある。一目惚れではないが、交際しているうちに相手が美女に見えてくるのと同じようなものだろう。

このティーレマンのトリスタンは4-5回聴くうちに、どっぷり嵌ってしまった。するとこのジャケットも気に入ってくるから面白いものだ。

二十一世紀の冒頭を飾るのに相応しい「トリスタンとイゾルデ」の名演だと思う。


ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」

ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」