ボダンツキー

mii06252006-09-09

ゲルダ・ブッデンブロークがピエール氏にヴァイオリンとピアノのために編曲してほしいと頼んだワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を今日、土曜の午後、聴いている。

1907年にウィーン国立歌劇場音楽監督を辞任したマーラーは翌1908年にニューヨーク、メトロポリタン歌劇場ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を指揮したのだが、マーラーから直接指揮法を学んだボダンツキーが指揮し、フラグスタートがイゾルデを歌ったのがこのCD。

マーラーが指揮したメトロポリタン歌劇場の「トリスタンとイゾルデ」もかくやと思わせるような、実に素晴らしい演奏の記録だ。

フラグスタートのイゾルデには、ただもう感動。

トリスタンとイゾルデ」のCDによる音の記録の原点となる演奏がこのボダンツキー盤だと思う。

http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20051113

次の日記はカラヤンバイロイト・デビューとなった「トリスタン」を書きます。