2008-01-01から1年間の記事一覧

1950年代

http://www.city.inazawa.aichi.jp/museum/index.html 荻須高徳画伯は1927-1940,1948-1986と滞仏し、50年以上にわたってパリのアトリエで仕事を続けたのだったが、その作品は、まるで森有正さんの語るパリが森さんのパリであったように、荻須さんの描く巴里…

「異郷の季節」

マルセル・プルーストの小説「失われた時を求めて」の翻訳者、鈴木道彦教授のエッセイ集「異郷の季節」を読んだ。異郷の季節作者: 鈴木道彦出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/03/10メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件) を見る …

越境の時

マルセル・プルースト「失われた時を求めて」の訳者、鈴木道彦さんの著書、「越境の時 1960年代と在日」を読了。 1945年戦後第一回のフランス政府給費留学生として渡仏された数人の方々のなかのお一人に、東大仏文科助教授の哲学者、森有正さんがおられた。…

工藤庸子著「砂漠論」

工藤庸子放送大学教授著「砂漠論」読了。 「ヨーロッパ文明批判序説」が東京大学教授のときの研究の書であるのに対し、「砂漠論」はエッセイ集なので、無事読了できた。しかしエッセイ集といっても、読み・解釈は深く、示唆に富むものばかりである。けれども…

それぞれのプルースト

読書はひとつの友情である。 プルーストはこんなふうにも言うのである。現実の世界の友情は、往々にして浮薄に流されてしまうものだけれど、読書は誠実な友情であり、相手が死者や不在のものであるために、いっそう無私無欲なものになるであろう。書物に対し…

砂漠論

工藤庸子先生の「砂漠論」を読み始めた。工藤先生を知ったのはマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」を読んでいるときで、ちょうど「ソドムとゴモラ」を読んでいた頃のように記憶しているが定かではない。プルースト関連の書籍も「失われた時を求め…

音楽の聴き方

コンサートに行ったり、iPodやウォークマンで楽しんだり、ホームシアターで悦に入ったり、音楽の聴き方、楽しみ方は人それぞれだろう。ぼくの場合は?今、はてなの日記を打っているこのノートパソコンである。これ一つで、DVDも観れば CDも聴く。 しかし、し…

北京オリンピック

もう直ぐ北京五輪が始まる。 五輪といえばこの人・この曲を思い浮かべ無い訳にはいかない。 しかも日中友好歌謡祭での名唱である。五輪の実力恐るべし。 しかし昔のひとは旨い事を言ったものだ。 ↓ 夏来たりなば秋遠からじ

恋の終わりと愛の始まり

グローブ・プランドルの歌う「トリスタンとイゾルデ」を聴いた。1956年12月、ウィーン国立歌劇場のライブ上演の記録で、演奏後52年を経てからの世界初出CDである。その上演後五十年も経ってからその演奏の記録が発表されるとは、これぞ音楽家冥利に尽きると…

緑陰読書

映画「スワンの恋」を観た後、今日の午後、マルセル・プルーストの小説「スワンの恋」を読み返した。オデットがスワンに「わたしをバイロイトに連れてって」とおねだりをした(結局スワンはオデットとバイロイト音楽祭には行かなかったのだが)バイロイト音…

映画「スワンの恋」を観る

DVDでマルセル・プルーストの小説「失われた時を求めて」の初映画化作品である「スワンの恋」を観た。 「エリザベス1世」の ジェレミー・アイアンズ がシャルル・スワンを、「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンがシャルリュス男爵を演じている。監督はフ…

「時代」

中島みゆきさんのデビュー曲を徳永英明さんでどうぞ。それでは暑いですが、良い週末をお過ごし下さい。

「オリビアを聴きながら」

今は亡き本田美奈子さんです。

「今夜月の見える丘に」

ミスチル桜井和寿さんの歌で…

今夜月の見える丘に

パリの花屋さん。作者: 笹尾光彦出版社/メーカー: リトル・モア発売日: 2007/10/31メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (15件) を見るもうすぐ「海の日」、そして夏休み。そんな7月第2週の週末にこんなカバー3曲を聴いて…

パリ国立オペラの「トリスタンとイゾルデ」

ついに来週となった洞爺湖サミット、フランス大統領サルコジさんの奥さんは来日しないらしいが、その代わりといっては何だが、パリ国立オペラが初めて日本にやって来る。パリ国立オペラ初来日公演http://www.ktv.co.jp/opera/program/01.htmlワーグナーが「…

緑陰読書

映画「スワンの恋」を観た後、今日の午後、マルセル・プルーストの小説「スワンの恋」を読み返した。オデットがスワンに「わたしをバイロイトに連れって」とおねだりをした(結局スワンはオデットとバイロイト音楽祭には行かなかったのだが)バイロイト音楽…

洗濯機とカビ

全自動洗濯機のシンク内にはカビの胞子が非常に多いのだそうだ。 たとえば、T-シャツを洗濯機にかけて、翌日そのT−シャツを着たとすると、着ている時間だけ大量のカビ胞子と接触していることになる。 洗濯機も浴室と同じように、この時期、カビキラーなど…

洗濯機とカビ

ぼくのはてなダイアリーには滅多にショパンは登場しない。YouTubeでのショパン登場は最初か、せいぜい二度目くらいのものだろう。でも、この動画は良い。演奏がとても気に入った。鬱陶しい梅雨空が続く日々である。 なかなか布団が干せない。 こんな時期、ア…

雨降りの週末

週末の東京は今日も雨だった。 1970年代後半に大ヒットした↑この曲も、今ではご存知ない方のほうが多いかもしれない。 2008年の今年、4月から6月にかけての三ヶ月間で雨が降らなかった週末は1ないし2回くらいしか無かったのではないだろうか。 それくら…

パリは燃えているか

1995年に放映されたNHK特集「映像の世紀」を覚えておられるだろうか。 特に第2集「大量殺戮の完成」は塹壕に嵌った兵士の虚ろな眼差しと共に何時までも忘れられないものがあるが、アトピーの原点の一つもこの毒ガス兵器の開発と轡を一つにしているように…

気合を入れてアトピー性皮膚炎対策

今日から気合を入れてアトピー性皮膚炎対策を「はてなの日記」連載してゆこうと思う。というのも今年の春ごろから、いままで落ち着いていらしたアトピー皮膚炎の方々が、三月から五月にかけて急に悪化してしまうということが非常に多くみられたらだ。これは…

The Brahms I Love

昨日の日記に書いたグレン・グールドのブラームス間奏曲集は HMVレヴューによれば NHKの「知るを楽しむ」で、グールド研究家として知られる青山学院大学准教授宮澤淳一氏によって紹介され、大きな話題を呼んだグレン・グールド。番組中、坂本龍一氏がお気に…

夏目漱石さんの内坪井旧居http://www.manyou-kumamoto.jp/contents.cfm?type=A&id=79

夏目漱石さんとグレン・グールドならば、「草枕」つながりでなんとなく分かるような気がするのだが、夏目漱石さんと荒木一郎さんとなると、そのつながりがまったく解らないのだ。ん、困った。 「草枕」変奏曲―夏目漱石とグレン・グールド作者: 横田庄一郎出…

Now And Then

カーペンターズのLP「Now And Then」を何時、何処で初めて聴いたのか、今となっては全く思い出すことが出来ない。けれども、アルバムの中でシェリー・フェブレーの一曲「ジョニー・エンジェル」が取り上げられていて、びっくり仰天、懐かしさで胸がいっぱい…

MoMA Highlights

右手前方、オーギュスト・ロダンの作った「バルザック記念碑」を見やりながら、二人の人間が『ぼくはヴォートランの活躍する…』とか、『いや、やはり何といってもセザール・ヴィロトーでしょう…』などと語り合っているような気がしてくるニューヨーク近代美…

かもめはかもめ

↓こちらが本家本元の「かもめ」です。

カバー

カバが歌ったからカバー?↓こちらは徳永英明さんが歌う研ナオコさんのカバーです。

The Tokens

↓こちらが本家本元の「ライオン」です。

The Lion Sleeps Tonight

カバは歌い、ライオンは眠る。