映画「スワンの恋」を観る
DVDでマルセル・プルーストの小説「失われた時を求めて」の初映画化作品である「スワンの恋」を観た。
「エリザベス1世」の ジェレミー・アイアンズ がシャルル・スワンを、「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンがシャルリュス男爵を演じている。監督はフォルカー・シュレーンドルフ 。
この映画、ぼくはその映像の美しさと、上記二人の男優にとても惹かれるものがあった。岩波書店の「プルースト/写真」の世界もかくありなんと思わせる、馬車と蝋燭/蜀台の文化の世界が広がっていて、魅せられた。
小説には小説の世界があり、映画には映画の世界があるので、小説と映画を比較することは控えたいが、シャルリュス男爵とスワンが語り合うなかを凱旋門に向かって歩くオデットを描いたラストシーンはぼくは決して悪くはないと感じた。
今日も日が暮れ、夜の帳が下りる頃、パリの街並みにはガス灯が灯る…。
- 作者: ブラッサイ,Brassa¨i,上田睦子
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