では肝心の「ユリシーズ」のストーリーを紹介しましょう。

朝、リアポルド・ブルームが家を出て、夜おそく家に帰る。

 掻い摘んで話すとこれだけです。「省略し過ぎだ!」と思うかもしれませんが、これだけです。これといった事件は起こりません。

という文http://www.tufs.ac.jp/st/personal/99/muchalike/uly-column.htmと、id:kate_dimancheさんのコメントhttp://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050430に触発されて、J.J.の「ユリーシーズ」を読んでみることにする。「ジェイムズ・ジョイスの「ユリシーズ」はマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」と並ぶ20世紀前半のヨーロッパ文学の最高峰」と言われても、ぼくは登山家ではないのだけれど。

ユリシーズ〈1~3〉

ユリシーズ〈1~3〉