ベン・ヘップナー(トリスタン)/ ジェーン・イーグレン(イゾルデ)

トリスタンとイゾルデ

ルネ・パーぺ(マルケ)/ハンス=ヨアヒム・ケテルセン(クルヴェナール)/
カタリナ・ダレイマン(ブランゲーネ)
指揮:ジェームス・レヴァイン/ 管弦楽メトロポリタン歌劇場管弦楽団
演出:ディーター・ドルン
録音:1999年12月
グスタフ・マーラーメトロポリタン歌劇場で指揮をした「トリスタンとイゾルデ」からちょうど90年後に上演された舞台映像。2004年12月発売。
指揮、歌、舞台、三拍子揃って素晴らしい上演はそうめったに観れるものではないが、この「トリスタンとイゾルデ」はその三拍子が揃って圧倒的に素晴らしい。簡素化された舞台での心理劇としてのワーグナーはマックス・ケラーの照明の光と影の下、現代における「死と愛」の問題をわれわれに問いかけてやむことがない。