ベートーヴェン交響曲第八番

mii06252010-05-12

第五、第六、第七と傑作シンフォニーを続けて作曲してきたベートーヴェンも、ここにきてちょっと一服、次の超大作第九に向けて肩の力を抜いたリラックス作品として書いたのがこの第八番である。

しかし、逆に言えば肩の力を抜いただけに、聴き手も妙に力まずにリラックスしてベートーヴェンのユーモラスな作品に和めてたいへんよろしい。

そんな和みの第八の名演を聞かせてくれるのは、世評ではシュミット・イッセルシュテットウィーンフィル盤が名高いが、ぼくのようなクレンペラー・フリークにとってはやはり↓こちらである。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1227302
この盤は次の第九とセットになっていて、この第九がベストな名演であり、第八と併せてお奨めである。ところが今年になって強敵が現れた。例のヴィクトール・デ・サバタの第八である。

一聴、これは凄い第八である。ぶっぱやい、チョー歯切れの良い、乗りに乗った第八である。必聴の名演と思う。



http://www.hmv.co.jp/product/detail/948433