ベートーヴェン交響曲第五番
前回の日記で取り上げたオットー・クレンペラーのCDは二枚とも第五番が付いている、というか、第四、第五のカップリングなので、もうこのクレンペラーの第五に耳を澄ませばそれで充分なのだが、おっとどっこい、第五にはクレンペラーに対する強敵が控えているのだった。
他ならぬフルトヴェングラーである。
ちょっと前ならフルトヴェングラーの第五は素晴らしい演奏なのかも知れないけれど音が酷くてね〜、で片付けることが出来たのだが、この板起こしブームで、そうも言っていられなくなった。
特に昨年の秋に聴いたMYTHOSの2種類のフルトヴェングラーの「運命」には腰を抜かさんばかりに吃驚した。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2625009
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2556825
これは凄い復刻である。1943年演奏の素晴らしさが心に沁みる。
興味のあるかたは是非、お聴きになってみてください。
フルトヴェングラー観が代わるかもしれませんとまではいわなくても、
当時のライブ会場にいるような気分になります。
1940年代のティタニア・パラストが甦ってきます。タイムスリップしてフルトヴェングラーに会いに行こう!
フルトヴェングラーの全名演名盤 (講談社プラスアルファ文庫)
- 作者: 宇野功芳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/05
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (1件) を見る