2010-04-07 ベートーヴェン連続鑑賞記 3月23日に母が他界した。花を愛し、歌を愛した母だった。母を失った前後、約2ヶ月に亘ってぼくはベートーヴェンの交響曲を聴いていた。ようやく、母の死を心の中のあるべき位置に置くことが出来つつあるぼくにとって、ベートーヴェンのシンフォニー群はその糧であった。そんなベートーヴェンの交響曲のなかで先ず第一に心に沁みたのは、やはりこの曲だった。次回からベートーヴェンのシンフォニー第一番から第九番まで、ぼくなりの鑑賞記を書いてみたいと思う。