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- 梅毒
意欲に(1492年)満ちた、コロンブスによるアメリカ大陸発見は、西インド諸島の風土病だった「梅毒」をヨーロッパ大陸に拡めることになった。
「梅毒」が皮膚科と縁が深いのは、性病 STD 「梅毒」がさまざまな皮膚症状を呈するからである。
- 作者: ビルギットアダム,Birgit Adam,瀬野文教
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2003/01/01
- メディア: 単行本
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梅毒菌(トレポネーマ)が体に侵入し、橋頭堡を築く。すると抗体が作られるので、逃げる梅毒菌(トレポネーマ)。追う抗体。抗体が出来すぎると(抗体過剰状態)、体に発疹ができる(バラ疹)。さらに隠れて逃げる梅毒菌(トレポネーマ)の最後の安住の地は脳ー血管関門(blood-brain barrier)で守られた脳・神経系だ。ここに逃げ込めれば、あの恐い抗体もぼくら(梅毒トレポネーマ)をやっつけに来ることはできない(脳梅毒)。
なぜいま梅毒か?
ジェイムズ・ジョイスの小説、「ユリシーズ」で、“牡鹿の”マリガンがディーダラスをからかうG.P.I.とは「脳梅(のうばい)」のことだからだった。
↓あのシューベルトの命を奪った梅毒菌。
- アーティスト: Franz Schubert,Carlos Kleiber,Wiener Philharmoniker
- 出版社/メーカー: DGGOR
- 発売日: 1997/02/10
- メディア: CD
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