150年前のラブレター

『毎朝ぼくに“おはよう!”って連絡してくれませんか?そうすれば僕は一日中有頂天になっていられるでしょう。あなたなしにはもうこれ以上耐えられそうにありません。』
『あなたを思い、あなたの手紙を読み返し、あなたの写真を眺めること以外は何も手につきません。』
『どれほどあなたに会いたく思っていることか!どんな物音を聞いてもぼくは窓辺に駆けよります。あなたのことばかり想い続けているのです。お願いですから、ぼくを忘れないでください。』
ブラームスが150年前に書いた、14歳年上のクララ・シューマンに宛てたラブレター、恥ずかしくなるような野暮ったさ、それがブラームスらしくて良い。