神々の黄昏

mii06252009-10-11

9月22日(火)の深夜、というか23日(水)の早朝というべきか、いまとなっては定かではないがジークフリートによってその長い眠りから目覚めたブリュンヒルデと入れ替わるように眠りに就いたぼくは23日(水)の午後、目覚めても続きを観る気力が湧いてこないまま半日ボーっと過ごしてしまい、せっかくの四連休だというのに、ワーグナーの「ニーベルングの指環」を第三作で諦めざるを得なくなってしまった。

続く27日の日曜も、10月4日の日曜も野暮用が入ってしまい(←これって、言い訳ね)、結局ラストの「神々の黄昏」を鑑賞するのが3週間近く経った今日になってしまった。

これは「うな丼」のうなぎだけを先に食べてしまい、数日経って後、うなぎの味を思い出しながら残ったご飯を食べるようなもので、はなはだ感興を殺ぐものとなってしまった。

うなぎだけ先に食べちゃったようなアムステルダム・リング最終日の「神々の黄昏」だったが、ラスト10分「ブリュンヒルデの自己犠牲」は充分見応えがあったぞ。

石岡瑛子さんの紅い布を使った演出は歌舞伎の「浪布(ナミヌノ)」の応用だそうである。

今度の四連休こそはワーグナーの「ニーベルングの指環」、四日続けて味わい尽くしてやるぞ、とみょうな決意に燃える十月第二週の日曜日の夜だった。

楽劇「ニーベルングの指環」第三夜「神々の黄昏」ネーデルラント・オペラ1999年 [DVD]

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