ワーグナーの聴き方(7)

mii06252008-11-02

まずはこの映像をご覧になってみて下さい。



ワーグナーの「ニーベルングの指環」の序夜「ラインの黄金」の始まりで、パッパーノの2005年の舞台です。


→はセーヌ川ですが

↓はライン川です。





いかがでしたか?

さて、ワーグナーの大作、「ニーベルングの指環」をぼくはどのようにして楽しんでいるか。

「二ーベルングの指環」はバイロイト七作品中、とても演出が重要な位置を占めている作品だ。

とにかく、全四編から成る「指環」は15時間かかる作品だから、実際の上演も最短で四日かかることになる。

この「指環」こそ最もバイロイトに相応しい作品ではないだろうか。

幸い今月新譜としてシェロー・リングが再発売される。この「ラインの黄金」はまさに巨人が舞台に登場する極め付きの舞台だ。

クプファー・リングもとてもダイナミックで、シェロー・リングと共にバイロイトらしさに溢れていると思う。

一方、ニューヨーク、メトロポリタン・オペラの「指環」の演出は極めてオーソドックスで、ヴァルハラ城に初めて舞台上、虹をかけることに成功したとアメリカンは自慢したりしていた舞台で、けっこう楽しい舞台である。

今年、初めて観たのはオランダはハーグで上演された「指環」の映像だ。
それなりに良く出来た「ラインの黄金」で、楽しめた。
舞台衣装を石岡瑛子さんが担当している。


↓パッパーノ、ファイナルシーンです。