「ヨハネ受難曲」

mii06252007-05-04

イエス・キリストと最後に、晩飯(ばんめし)を一緒に食べた12人のなかの4人(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)が、キリストによる人々を救う善いお知らせ(福音)を書いた本を残した。それが福音書であり、聖書とはこの四つの福音書を一冊に合本したものだ。

バッハはこの福音書に歌伴を附けた。マシューのパッションとヨハネのパッションの2曲は今でも良く演奏されている。

前回の日記に書いたとおり、ぼくはマシューのパッションは何回か聴いたし、特に前奏曲〜第一曲は一時期、非常に良く聴いたことがあるのだが、ヨハネのパッションは今回初めて聴いた。

この演奏は深い感動を与える素晴らしいものだった。

ぱんきゅんさんもご自身のブログhttp://ameblo.jp/pakyunnoheya-22/で述べておられるように、このような音楽を聴くと、その演奏の巧拙を云々することが全く意味をなさないと思わせるような、巧い下手という次元を超えた、感動の名演だ。

このような演奏を聴かせてくださったぱきゅんさんに心から感謝したい。

昨日、作品と演奏家と聴衆とが三位一体と化した「ヨハネ受難曲」の感動に浸ったぼくだが、今朝はレッドソックス松坂投手の一回表の乱調にドキドキしながらブログを書いている。
俗人度し難しである。


J.S.バッハ ヨハネ受難曲 BWV245 [DVD]

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  • アーティスト: シュライアー(ペーター),シュラム(エルンスト=ゲロルト),ニムスゲルン(ジークムント),ドナート(ヘレン),ハマリ(ユリア),ラウベンタール(ホルスト・R),ミュンヘン・バッハ合唱団
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