「神々の黄昏」

mii06252007-04-01

ついにワーグナーの「ニーベルングの指環」、「シュトゥットガルト・リング」も最終日、第三夜の「神々の黄昏」を観るに至った。

前回の「ジークフリード」は素晴らしい感動の舞台だったが、実はそれは「神々の黄昏」の感動への助走にしか過ぎなかった。

流石にペーター・コンヴィチュニーワーグナーのスコアに対する読みは深い。

いままでいったい何処の誰が第三幕、「ブリュンヒルデの自己犠牲」がこのように演じられ、歌われることを思い浮かべたであろうか。


まるで初めて真実の「ブリュンヒルデの自己犠牲」を聴いたような気にさせるほどの名演出だ。

またしばらくはワーグナーの「ニーベルングの指環」を聴き続ける日々が続く予感がする四月一日の夜だった。


ワーグナー 楽劇《神々の黄昏》 [DVD]

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