「神々の黄昏」
ついにワーグナーの「ニーベルングの指環」、「シュトゥットガルト・リング」も最終日、第三夜の「神々の黄昏」を観るに至った。
前回の「ジークフリード」は素晴らしい感動の舞台だったが、実はそれは「神々の黄昏」の感動への助走にしか過ぎなかった。
流石にペーター・コンヴィチュニーのワーグナーのスコアに対する読みは深い。
いままでいったい何処の誰が第三幕、「ブリュンヒルデの自己犠牲」がこのように演じられ、歌われることを思い浮かべたであろうか。
まるで初めて真実の「ブリュンヒルデの自己犠牲」を聴いたような気にさせるほどの名演出だ。
またしばらくはワーグナーの「ニーベルングの指環」を聴き続ける日々が続く予感がする四月一日の夜だった。
- アーティスト: ボネマ(アルベルト),デヴォル(ルアナ),イトゥラルデ(ヘルナン),ブラハト(ローラント),シュトゥットガルト州立オペラ合唱団
- 出版社/メーカー: TDKコア
- 発売日: 2004/12/22
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