いつしか外は雨の音
2005年の11月、12月と衛星第2で取り上げられたちあきなおみさんが、今夜、久しぶりに東京12チャンネルの番組「たけしの誰でもピカソ」でふたたび取り上げられる。ちあきなおみファンとしてはこれは見ないわけにはいかない。http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20051203
もともとぼくはちあきなおみさんの歌は好きだったが、CDを買うほどでも、ましてやコンサートを聞きに行くほどのファンでもなかった。
それが変わったのは偶然、「ちあきなおみVirtual Concert2003」というCDを聴いてからである。
このCDの第12曲目、「黄昏のビギン」からは演歌は一曲も無いが、いずれもぼく好みの曲が続いていて、素晴らしい。情感豊かなちあきさんの歌唱が心を魅了する。
特に気に入っているのは第18曲目の「紅い花」。
ちあきなおみさんの長い歌手生活のなかで、最後のレコーディングとなってしまった「紅い花」。
作詞の松原史明さんもこれほどの情感を込めて歌ってもらえれば作詞家冥利に尽きるというものだろう。
はたして今夜、「誰でもピカソ」で「紅い花」を聞くことが出来るだろうか?
ぼくは初めてこの歌を聴いた夜、部屋の外に、確かに雨の音を聞いた、のだった。
- アーティスト: ちあきなおみ
- 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
- 発売日: 2003/04/23
- メディア: CD
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