「小路」
オランダの画家フェルメールはその生涯において、二つの風景画を描いた。
「デルフトの眺望」http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20041031と、この「小路」である。
オランダは長いあいだ、スペインの圧政から独立しようと、ハプスブルグ家スペインと戦ってきた。
そんなオランダはプロテスタントの国、市民の国だ。
画家のパトロンになる大教会(カソリック教会)もなければ、大貴族もいない。
新築なった家の居間に架ける絵としてオランダ市民が好んだのは風俗画だった。
なぜ室内風俗画を好んで描いたフェルメールが風景画を二つだけ、描いたのだろうか?
- 作者: 小林頼子,朽木ゆり子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (31件) を見る