いつかは王子様が

この一週間、キース・ジャレットを聴きたくなってしかたがなかったのだが、ようやく11日の土曜日になってゆっくり、キースを楽しむことが出来た。聴いたCDは三作品。2000年英国ロンドンのロイヤル・フェスティバルホールでのライブ、2001年ミュンヘン国立歌劇場でのライブ、そして2002年、アンティーブ・ジャズフェスティバルでのライブの三作品http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050406である。緊張感、スリルはロンドンライブに凄いものがあるが、リラックスしたなかにも張り詰めたジャズ・スピリットが感じられるアンティーブ・ジャズフェスティバルの作品が一番好きだ。

アンティーブ・ジャズフェスティバルといえば、『エルビ・アンクック!』というMCが好ましい「マイルス・イン・フランス」が懐かしい。

2002年の作品ではマイルス・デビスの名演で知られる作品が三つ、演奏されている。「もしも私が鐘ならば」、「いつかは王子様が」、「枯葉」の三作品だ。なかでも「いつかは王子様が」でのジョン・コルトレーンの演奏はとても素晴らしい。あの演奏はほんとに耳にたこが出来るまで、繰り返し聴いたものだった。
「いつかは王子様が」はウォルト・ディズニー初の長編アニメ作品、「白雪姫と七人のこびとhttp://www.interq.or.jp/jupiter/rophy/movie1-100.htm*1の主題歌だが、いまでも白雪姫と七人のこびと東京ディズニーランドで皆に親しまれている.
http://www.tokyodisneyresort.co.jp/tdl/japanese/7land/fantasy/atrc_snow.html

ディズニーの名作「白雪姫」が忘れられないように、マイルスの、そしてコルトレーンの「いつかは王子様が」の名演もいつまでも忘れられることはないだろう、と思った春三月の土曜の夜だった。

Someday My Prince Will Come

Someday My Prince Will Come

*1:歴代アメリカ映画ベスト100中、第83位