日生劇場の杮落とし公演
劇団四季の「オペラ座の怪人」など、数々の名演の舞台となった日生劇場http://www.nissaytheatre.or.jp/1は1963年に建てられたが、このときの杮(こけら)落とし公演はシオノギ製薬がスポンシードしたカール・ベーム/ベルリン・ドイツ・オペラの引っ越し公演で、演目はモーツアルトの「フィガロの結婚」とベートーヴェンの「フィデリオ」だった。
2005年12月31日(土)の今日の午前、久々にベートーヴェンの唯一のオペラ「フィデリオ」を再度、観た。観た映像はレナード・バーンスタイン指揮、オットー・シェンク演出、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団による1978年1月29日ウィーン国立歌劇場に於けるライブ映像(本邦未放映)。バーンスタインとウィーンフィルの蜜月時代の開闢を告げるにふさわしい名演奏の記録だと思った。
しかしながらこの映像は2005年の現在(いま)、入手困難。いま観ることの出来るベスト映像はベルナルド・ハイティンク/グラインドボーンのDVDだと思う。ベルリン・フィルの総帥、サー・サイモン・ラトルのザルツブルグ・イースター音楽祭の映像はBS-2で観ることが出来たが、未だ市販されてはいない。
年末にその交響曲、第九番「合唱」がこれだけ愛されているこの国において、合唱の塊(かたまり)のようなベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」はもっともっと愛されて良いと思う。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1941175
グラインドボーン音楽祭 ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」全曲 [DVD]
- アーティスト: ゼーダーシュトレーム(エリザベート),ゲイル(エリザベス),グラインドボーン音楽祭合唱団
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2003/09/26
- メディア: CD
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