2005年の夏に大植英次さんがバイロイトで演奏したワーグナーのオペラは「トリスタンとイゾルデ」だが、昨日ぼくが聴いた「トリスタンとイゾルデ」は1935年にニューヨークのメトロポリタン歌劇場で演奏された音の記録だった。

フルトヴェングラーの「トリスタンとイゾルデ」は名盤中の名盤だが、このCDでイゾルデ姫を歌っているのがキルステン・フラグスタートで、そのフラグスタートのイゾルデをもっと聴きたくなって、昨日の夕方、時間があったので渋谷のタワーレコードに寄ってみたら、ボダンツキー指揮でフラグスタートがイゾルデ姫を歌う「トリスタンとイゾルデ」のCDがあった。

ワーグナー : 楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲

ワーグナー : 楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲


さっそく聴いてみた。70年前の録音とは思えないほど鮮明なフラグスタートの神々しい歌声、入魂の歌唱に感激した。id:kate_dimancheさんも10月31日の日記http://d.hatena.ne.jp/kate_dimanche/20051031等に書いておられるあの作家、三島由紀夫さんが自ら主演した映画「憂国」で「イゾルデの愛の死」を使ったというのもこれで納得、というほどの名唱だと思う。

ぼくのリンク先、オペラックhttp://www.operac.com/には昨日のタワーレコードには無かったフラグスタートの「トリスタンとイゾルデ」のCDがたくさんある。
http://www.operac.com/chumon/torichu2.htm
少しずつ聴いてゆきたいと思った。