mii06252005-10-21

ジェイムズ・ジョイスユリシーズ
第十四章 「産院にて」

マーテロ塔、朝八時から始まったこの物語もいよいよ夜を迎える。

夜の産院に光る稲妻と轟く雷鳴。

家に帰ろうかどうしようか。結局、難産で苦しむ知人の奥さん(ミセス・ピュアフォイ)を産院にお見舞いに訪れるブルーム。

医学生たちと生命の誕生などなど、さまざまな議論を戦わせているスティーブン・ディーダラスと初めて出会うミスター・ブルーム。