クナのパルジファル

mii06252005-10-15

id:dasManさんも書いておられるがhttp://d.hatena.ne.jp/dasMan/20050929、ちょっと転寝(うたたね)したあとも延々と同じ場面が続いている、というのはワーグナーのオペラではしばしばあることで、特にパルジファルはよほどのワグネリアン以外にはなが過ぎるオペラで、舞台を、あるいは舞台映像を観ずしてその全曲を聴きとおすのは難しいだろう。逆に言えば、パルジファルを全曲盤で楽しむことが出来れば、その方(かた)は筋金入りのワグネリアンということが出来るだろう。

かく言うぼくも、世評の高いクナ(ハンス・クナッパーツブッシュ)の62年盤も51年盤http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20041220もどこか入り込めなかった、というかのめり込めなかったのだが、ついに鳥肌が立つ、背中ぞくぞくものの、パルジファルの全曲盤に出会った。それが1952年のARCHIPEL盤http://www.operac.com/chumon/paruchu.htmである。この1週間ほど、時間があれば52年盤を聴いているのだが、54年盤と聴き比べても、改めて62年盤、51年盤を聴き直しても、やはり52年盤に引き込まれてしまう。

ついにクナの52年盤と出会ったことで、ぼくもワグネリアンと自称しても良いのかな…。

ワーグナー:パルジファル

ワーグナー:パルジファル