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ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」
第十三章 「再びサンディマウントの浜辺にて」
丸谷訳では「ナウシカア」となっている。宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E3%81%AE%E8%B0%B7%E3%81%AE%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%82%ABのナウシカアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%BB%E3%82%A6%E3%82%B9である。
6月19日、初夏の夕暮れはその神秘な腕に世界を抱擁しはじめていた。遥か西の方に太陽は傾き、つかの間に移ろいゆく一日の名残の夕映えが立ち去りかねて、いとおしげに残照を投げかけていた。
朝、スチーブン・ディーダラスが訪れたサンディマウントの浜辺http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050529で、ひとりもの思うブルーム。
浜辺で出会った足の不自由なガーディ・マクダウエルにスカートの奥の下着を見せられて、ガーディのことを考えて、愛妻モリーについて、そして娘ミリーについて、想うブルーム。
司祭館の鳩時計の鳩が小さな家から出て来て、“クックー、クックー、クックー”と時を告げる。
- 以上でジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」Ⅱを読了。
次回からは「ユリシーズ」Ⅲに移ります。