mii06252005-09-11

ジェイムズ・ジョイスユリシーズ
第十一章 オーモンド・ホテルにて

リフィー川に面して建つオーモンド・ホテル。ホテルのバーで働くバンケットの女性、ミス・ドゥースとミス・ケネディが、アイルランド総督の馬車が通過するのを見ながら、「男ってどうしようもない馬鹿ね」とか「でもいつもいい思いをするのは男のほうよ」とかお喋りしている。ホテルの対岸をホテルに向かって歩いてくる脂ぎった男、ミスター・ブルーム。

オーモンド・ホテルのバー、サロン、ダイニングにはサイモン・ディーダラス、レネハン、ボイランなどさまざまなダブリンの人々が現れる。

モリーに逢うためにオーモンド・ホテルをあとにするプレイゼス・ボイラン。

ピアノ伴奏で歌曲「夢のように」を歌い終えるサイモン・ディーダラス。

若かった頃の愛妻モリーの話をするディーダラスたちの声を耳にしながらオーモンド・ホテルから立ち去るミスター・ブルーム。

夏の名残のバラ。