一日の仕事が終わってほっとして、さて好きな音楽、好きな読書をしようとすると、すぐに深夜になってしまい、明日の仕事のことを考えて後ろ髪を引かれる思いで、中断せざるえを得ないことがほとんどである。しかし、昨夜のように翌日、翌々日が休日のときは時間を忘れて好きな音楽、好きな読書に没頭することが出来る。
昨夜は昨年の暮れ、オペラックから購入していたカルロス・クライバーとヴォルフガング・ヴィントガッセンの「トリスタンとイゾルデ」を二度繰り返して、集中して楽しむことが出来た。
クライバーはこの演奏のあと、ウィーン国立歌劇場、次いでバイロイト祝祭劇場で「トリスタンとイゾルデ」を振り、1980年にドイツ・グラモフォンにスタジオ録音するのだったが、是非じっくり、その足跡を辿りたいと思った。

ワーグナー : 楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲

ワーグナー : 楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲