旭屋書店で目立つところに平積みされていたので、思わず衝動買いしてしまった。もちろん買う前にパラパラと捲ってみたのだ。そうしたらヘンデルのオペラ「セルセ」より「オンブラ・マイ・フ」とやはりヘンデルのオペラ「リナルド」より「涙あふれて」の二曲が記されていたから買ってしまったのだ。

ヘンデルのオペラの舞台は観たことがない。「オンブラ・マイ・フ」は「うるわしき木陰」の意で、あるウィスキーのTV CM で有名になったと書いてあり、「涙あふれて」は映画「カストラート」に使われた名曲だそうだ。しかし、どうして、こういうイタ・オペ好きの方が書く本はワーグナーのことを貶(けな)すのだろうか。
この「おさわりシリーズ」はあと三巻出ている(「さわりで覚えるクラッシックの名曲50選」、「さわりで覚えるジャズの名曲25選」、「さわりで癒される天才モーツアルトの名曲25選」)。あとの三巻にはさわらないでおこうと思わせた「さわりで覚えるオペラの名曲20選」だった。