2002/07/30(火) 黄金の時刻の滴り

感想日記-本・雑誌,感想日記-その他
『復活祭は雪に降られた。それなのに翌日、突然暖かな風が吹きはじめ、雲がみるみる厚くなって、三日三晩、生暖かい激しい雨が降りつづいた。』レフ・トルストイアンナ・カレーニナ
辻さんの短編集<黄金の時刻の滴り> 1993年 講談社刊 の中の一遍、<オリガの春>の巻頭言である。

今日という日の締めくくりとして、このトルストイの春の雨がいちばん僕の気持ちにふさわしいと思った。