2008-01-26から1日間の記事一覧

ヴァントゥイユのソナタ

ゆったりしたリズムで、楽節はスワンを導き、まずここに、ついであちらに、さらにまた別なところにと、気高く、理解を超えた、しかも明確な幸福に向かって進んでいった。そして突然、それが到達していた地点、そこからさらに楽節に従ってゆこうとスワンが身…

アンダンテ・カンタービレ

「カンタービレ」といえば「のだめカンタービレ」を連想する今日この頃であるが、ある世代以上の人々にとっては「カンタービレ」といえば、チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」を思い浮かべるはずだ。チャイコフスキーとプルースト、同じホモつ…