挿絵を楽しみながら「失われた時を求めて」を再読する
鈴木道彦訳マルセル・プルースト「失われた時を求めて」を読み終わってから2年近くになったが、なかなか、登場人物たちが忘れられない。
9月17日の日記や9月24日の日記に書いたように、作品の内容が良い(演奏が素晴らしい)と、カバーデザイン(ジャケット)まで良く見えてくるのと同様に、鈴木訳のヴァン・ドンゲンの挿絵も素晴らしい絵に思えてくる。
今年3月から集英社文庫ヘリテージシリーズで出版が開始された文庫版には残念ながら、ヴァン・ドンゲンの挿絵は表紙の1枚しか上梓されていない。
そこで、全訳版の挿絵を参考にしながら、文庫版を再読してみることにした。
気楽にプルーストの「失われた時を求めて」の世界を、ヴァン・ドンゲンの挿絵と共に楽しみたいと思う。
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