新聞広告

2006/3/19日曜日、朝日新聞朝刊に挟まれた広告特集全16面にはちょっとビックリ。
タイトルは「男が男であり続けるための“硬派”誌「平凡パンチ」vol.1 Magazine for Men vol.1 となっていて、スーツ姿の宇梶剛士さんがカクテルグラスにシェーカーからカクテルを注がれている照れくさそうな写真が載っている。下部には「25歳過ぎたら男は死ぬまで変わらない。」というコピーが記載されていた。
 内容はグランド・セイコーとか、伊勢丹新宿店とか、資生堂とか、30歳以降の男性にターゲットを絞った広告特集で、朝日新聞とマガジンハウスの共同企画だそうだ。
 第7面に「ジャニスの原理」に基づいて4月中旬、飛島新社から「団塊パンチ」という雑誌が発刊されます、と記されている。「ジャニスの原理」というのは、10年たつと、時代の前衛に位置していたものが後衛になり、後衛が前衛になるという、一種の時代力学だそうだが、なんのことはない、「10年ひと昔」ということではないか。この広告特集がすべて「ジャニスの原理」という単語で括ることが出来る薄っぺらさから成っている、と思った。

平凡パンチ1964 (平凡社新書)

平凡パンチ1964 (平凡社新書)