嗄声(させい)

mii06252006-01-21


14日(土曜日)からひいた風邪は、17日からは小康状態となったが、19日(木曜日)からは嗄声(させい、かすれ声)となってしまった。声が出なければぼくの仕事は成り立たないから、これには困った。
そこで、抗生物質クラビット錠)と酵素製剤(ダーゼン錠)を内服したところ、ようやく声が出るようになった。やれやれひと安心。

 嗄声(させい、かすれ声)といえば先輩のドクターKを思い出す。正月早々風邪をひいたK先生は嗄声がなかなか治らなかったので胸部レントゲン写真を撮ってもらったところ、肺癌が見つかった。先生はその後一年足らずでお亡くなりになった。

 今日は朝から雪が降った。湿度が上昇したこともあってか、喉も楽になった。今日も先週の土曜日と同様に家でノンビリと過ごしたが、音楽を聴こうという元気は出てきた。

鑑賞したのは、以前にも書いたインターネットの畏友ぱきゅんさんhttp://ameblo.jp/pakyunnoheya-22/からいただいた、カルロス・クライバーの来日公演の映像で、1986年5月19日「昭和女子大人見記念講堂」でのバイエルン国立管弦楽団を指揮したものだ。曲目は
ベートーヴェン「第四」
ベートーヴェン「第七」
ⅢJ・シュトラウス「こうもり」序曲
ポルカ「雷鳴と電光」

ぼくは二十年まえのこの日この時この会場にいたのだ。
二十年ぶりに観、聴くクライバーの演奏は二十年の時空を飛び越えて、ぼくの心を感動の渦に巻き込んた。ぱきゅんさんに感謝。