シナリオ「失われた時を求めて」

mii06252005-12-18

9月25日の日記http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050925に書いたid:tougyouさんの日記でその存在を知り、id:einzelgaengerさんの日記でそれを手にすることが出来たヴィスコンティのシナリオ:「失われた時を求めて」を読む。そして読み始めて10数ページ経過して、思ったことは、このシナリオをキチっと読むためにはプルーストの小説「失われた時を求めて」を再読する必要があるということだった。

ヴィスコンティは映画「失われた時を求めて」でプルーストの小説「失われた時を求めて」をどう映像化するつもりだったのか。そこを審らかにすることによって、より深く小説「失われた時を求めて」を味わうことが出来るかも知れない。

ということで、シナリオ「失われた時を求めて」を読む日記は小説「失われた時を求めて」を再読する日記と連動していくことになるだろう。

かつてプルーストの小説「失われた時を求めて」を読み始めたきっかけは鈴木道彦教授の新書「プルーストを読む」を読んだからだった。

プルーストを読む―『失われた時を求めて』の世界 (集英社新書)

プルーストを読む―『失われた時を求めて』の世界 (集英社新書)

シナリオ「失われた時を求めて」が筑摩書房ちくま文庫版であり、以前読んだ小説「失われた時を求めて」が鈴木道彦訳だったこともあって、今回の再読は井上究一郎訳のちくま文庫版を選んだ。

次回よりシナリオ「失われた時を求めて」を読む日記は、小説「失われた時を求めて」を再読しながらシナリオ「失われた時を求めて」を読む日記となる予定です。

シナリオ 失われた時を求めて (ちくま文庫)

シナリオ 失われた時を求めて (ちくま文庫)