20世紀前半の小説

マルセル・プルーストの小説「失われた時を求めて」でも、ジェイムズ・ジョイスの「ユリシーズ」でも、そのどちらでも重要な社会風俗として「ユダヤ人」が取り上げられている。それはまるで来るべきヒトラーの登場を暗示しているかのようである。

そしてそれは第二次世界大戦後のイスラエル建国へと連なり、イスラエルと中東、ひいては現在のイラク戦争にも大きな影を落としていると思わざるを得ない。

そういう観点から2005年の年末はドイツのテレビドラマ「ヒトラーの建築家」を観てみようと思う。