しずちゃんのこと

南海キャンディーズしずちゃんのことについてリンク先のおぎーのさんの日記http://plaza.rakuten.co.jp/ogieno/diary/200510080000/を読んで考えてしまった。
ぼくは医学生だったころ、森有正先生、辻邦生さんに影響を受けて文学を勉強したいと思うようになった。そして辻つながりで北杜夫さんの「楡家の人々」を読み、精神科医に興味を持った。その頃加賀乙彦さんの「フランドルの冬」が発刊されたり、帚木蓬生さんの新刊が出たりしてますます精神科への興味が強くなったので、医学部4年生の夏休み、4週間、精神科の病院で臨床実習を受けた。しかし、そこで見た、入院患者さんたちの姿は、精神科の病気に文学的アプローチをするなどということは考えられないものだった。
そこで、もう一つ興味のあった、「免疫・アレルギー」を研究すべく、皮膚科医となった。
近年、分裂病→統一障害、痴呆症→認知症などの病名の変遷と、自閉症アスペルガー症候群などの新しい概念が次々と出てきている。しばらくアスペルガー症候群http://web.kyoto-inet.or.jp/org/atoz3/ask/utiyama/を勉強して、南海キャンディーズしずちゃんを見守っていきたいと思う。

白い夏の墓標 (新潮文庫)

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