昼下がりの情事

  • 映画のなかのルイヴィトン

1957年オードリー・ヘップバーン主演のアメリカ映画(ビリー・ワイルダー監督作品)「昼下がりの情事」には二つの印象的なシーンがある。

ひとつはオードリー演じるアリアンヌが観に行くオペラがワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」であり、これを切っ掛けとして恋の炎が燃え上がることであり、二つめはゲーリー・クーパー演じるフラナガンの旅行鞄類がすべて「ルイヴィトン」製品であるシーンだ。
1957年当時、アメリカの大富豪が「ルイヴィトン」を愛用していたことが良く分かる。おそらくはフツーの日本人が「ルイヴィトン」を初めて目にしたのはこの映画が最初ではないだろうか。そういう意味で「ルイヴィトン」ファンの方々に観てほしい映画でもある。